新型コロナウイルスの感染防止に伴う活動自粛の長期化により、まさに3択地獄が起こってしまっています。僕が専門にしているダンス教室を例に、各地域のお店は 営業・休業・廃業、どの選択をするのが1番なのか。どれを取っても思い切った覚悟がいる状態をどう乗り切るべきか、動画で解説させていただきました。
答えは各事業者によるでしょうが、教室やお店を何としてでも存続したいのであれば営業しかないです。休業補償はまったく出ないか、受け取れたとしても微々たる額で、固定費を含めた赤字を補えるようなものでありません。赤字の1~2割が埋められれば良し、くらいに考えておくべきです。
最もベターな選択は廃業と考えていますが、これは事業を立ち上げる際に設備等「どのくらい投資したか」によっても判断は分かれます。ダンススクールの場合、レンタルスタジオのような時間貸しできる場所にクラスを置いての事業規模であれば廃業一択。(これだと条件当てはまらず休業補償が受け取れない可能性もありますし。)
1つのお店を開業するのに500万とか1000万とか、またはそれ以上のテナント契約料および改装費用を投じたりしている場合は、廃業を覚悟しながらも早まらず、一旦は休業で社会の様子を伺いながら今後を見極めるのが今のところベターな選択ではないでしょうか。
最終的に資金も底を尽き崖っぷちに立たたされたとき、それでもお店や教室を潰したくないのであれば地域社会からの目に耐えながら営業を続けるしか残された道はないように思います。
1つの結論として、現在の社会情勢を視野に考えるなら、「事業に投資してきた額に応じてその商売を生かすか殺すか決める」ということになります。
なお、多くの視聴者さんは地域のお店・サービスを利用する立場ですよね。今このような状況で地域のダンス教室や各店舗はコロナに悪戦苦闘しています。この時期でも普段通り集客できていて営業しても悪と思われないのは、生活に必ず必要なお店、例えばスーパーマーケットのような場所くらいでしょう。
みなさんも自宅待機をはじめとした様々な自粛要請によって日々の楽しみを失っている状態と思います。イオンなど大型ショッピングモールも専門店街は閉まっていますし、最近は公園までも閉める動きがあります。子どもたちも我慢を強いられていますし、家族がずっと家にいて、お母さんも大変な時間を過ごしていることでしょう。
事業を展開する僕たちも、これからの生活に不安を抱きながら、なんとか自分たちのお店を潰さないよう日々模索を続けています。僕自身、早く地域社会にまたダンスを習う場を提供したいですし、終息期までに何とか教室を残そうと努力されている同業の方が目立つ中、いち早く一旦廃業を決意し。アフターコロナを見据えた準備に入っています。専門家いわく、終息を迎えるまではおよそ2年かかるそうです。焦らず1つ深呼吸をし、見えない敵との長期戦に備えましょう。
地域から一旦はダンススクールが無くなってしまうことも考えられる異常事態です。こちらも何とかこの修羅場を乗り越えて、また楽しいダンスレッスンを現場で実施させていただくため懸命に努力していきますので、みなさんの地域で活動しているインストラクターを陰ながら応援いただければ幸いです。ライブハウス・ダンサー・ミュージカル・音楽アーティスト・イベントオーガナイザー等々、僕ら文化人は今ままでに経験したことがない苦境に立たされています。コロナ後にまた、1度は活気を失った現場を蘇らせていくためにも、耐える時期を耐え、その先にある正常化した社会を見据えがんばりましょう!
新型コロナウイルス × どうなるダンススクール(再生リスト一覧)
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