こんばんは、バランです。今回は『海の声』ですね。
いいですよね、海。
水の吸収スペクトルの吸光度が可視光線で赤色に近づくだけ大きくなるが故に
吸光されなかった青色光線が織りなす群青の海。素敵です。何を言っているかわからないですか。そうですよね。
こういうことを言うからいつも概要欄から離脱されます。青息吐息ですね。はい。
読んでもらえなければ、それこそ僕の努力も泡と化します。悲しいです。
概要欄をきっかけにきゃーきゃー言われる夢は潰えました。まさに泡沫の夢ってやつです。
バブルははじけましたし、調子に乗らないようにがんばります。井の中の蛙大海を知らずって感じにはなりたくないのでね。はい。
そういえば、海で思い出したんですけど、浦島太郎って知ってますか?知ってますよね。
亀をいじめている子供たちを救った結果、大変なことになる男性のお話です。
はいもうおかしい。童話のくせにかけた恩を仇で返されてる。
亀を虐待していた子供たちは何のお咎めもなく逃亡、助けに入ったヒーローが
亀の誘う魅惑の罠への入り口に立たされる。なんという不条理でしょう。一期一会じゃだめだったんですか。
ましてや、亀も恩義を返す方法が竜宮城に招待するというめちゃめちゃ難儀な提案。
だって海底ですよ?大陸棚の上にそびえたつ城塞。深いところだと深海2000mとからしいですよ、舞い踊っていたタイやヒラメがいるのって。
それを、息ができるっていう工夫だけをされた生身の人間が、カメにまたがり大旅行って。
有難迷惑にも程がありますよね。まあ、ここまでくると浦島もお人よしすぎるだろって思いますけど
地上から竜宮城までの道中の暗中模索、延々と冥暗に向かっていく絶望感。
浦島さんも必ずあったはずです。二つ返事で竜宮城行きを承諾したのを後悔した瞬間が。必ず。
しかもそれでやっとの思いで桃源郷へたどり着くわけですが
そこでも浦島の誠実さはにじみ出ます。海洋生物と乙姫の盛大な出迎えにもかかわらず
酒池肉林で贅の極み、というわけでもなく
節度を持ってもてなしを受けます。確か、数日で帰郷を申し出たんですよね。なんとできた人だ。
しかしそこで乙姫がいいます。いいではありませんかと。もう少し居てくださいと。
これって相当理不尽ですよね。向こうの要請で滞在した結果、どうなりましたか?
700年です。700年。タイムスリップですよ。油断をしたらこれだ。
砂浜で途方に暮れ、紅の空を見上げながらカラスの鳴き声。かわいそうすぎます。
なんですかこの罠は。とても事前承諾があったとはとても思えません。
しかもあろうことか乙姫、帰り際に開けてはいけない玉手箱を贈りますよね。何故だ!
そりゃあ浦島だって700年たち、友達も家族もいない、世界も様変わりしていれば不安にもなるでしょう。
そこで、たとえ指切り、約束をしていたとしても、そこにすがることには同情の余地があります。
いつか、あなたのためにと持たせてくれたものだと思うでしょう。
というか、そもそもなぜ『開けてはいけない』ものを渡したんだ!
これは明らかに未必の故意でしょう。
単純に『不運な浦島太郎』にしておくほうがまだよかった。
人間の一瞬の心の隙から出た行動を、鬼の首を取ったようにここぞとばかりに攻め立て
あたかも約束を守らなかった浦島太郎のせい、という展開にしている。
浦島が、いつも誰かのせいにしてばっかりだった俺は駄目なやつだと悔いるのは明白です。
何という知略犯。浦島が何をしたというんですか?
いじめられている亀を助けて、乙姫の要請で少し竜宮城に長居しただけですよ?
罪と罰がアンバランスすぎる。マジかよ。
しかも、終盤に入って今更衝撃の事実なんですけど、乙姫様って、助けてもらったカメが化けていただけだそうです。
つまり、乙姫様という人間は存在しません。どんでん返しすぎる。
なんという自作自演。衝撃的すぎない?
まあ、竜宮城に普通の人間がいるわけないのは今考えればそれはそうですけど、それでもあんまりです。
それと、玉手箱を開けた浦島がどうなったかは諸説あるらしいですけど
結局ツルになったらしいです。うそでしょ?ツルですよ?
皆さんどう思います?パンドラの箱にも程があります。
ガキの俺への憤りは当然感じたでしょうし、大きくなったら何をしようとか、成人式で初めての乾杯とか、
子供が出来て、いないいないばぁするとか、『ぱぱへ』ってお手紙貰うとか、そういうの一切なしです。無理ゲー過ぎ。
それで、慌ててツルになった浦島は、竜宮城に引き返します。
何とかこの事態を受け入れて、それでもまたあの暗い道を、今度は一人で歩むわけですね。
課題が山積しすぎ。
で、乙姫様(カメ)に事情を説明すると
『あの箱を、開けてしまったのですね……』
と言われたんですって。あんまりすぎる!お前が仕掛けたんだろ。
最終的に、カメは乙姫様になっていた姿をネタ晴らしして
海底でツルになった浦島と結婚します。怖すぎです。
これが本当の略奪愛。亀の。どれだけヤンデレなんでしょう。
相手の善意と油断に巧妙につけ込み、着実に外堀を埋め、相手を人外に変えて海中へ幽閉。
相手の心が折れたすきに結婚し、鶴と亀の新婚生活。果たして、浦島太郎は何をしたんでしょうね。
良いことなんて、なんもない。
もうもらい泣きするしかありません。そんな救いのないおとぎ話、やめちまぇ!って思います。笑
(バランより。)
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