【2017.1.8-9 実験道場 DR.DREAM】
ーオープニングダンスシーンー
K「君はベッドにしばりつけられたまま、ぴくりとも動こうという気がなかった。
植物人間というレッテルを気に入っているかのようだった。
本当は立てるのに隠していたんだ。
今すぐベッドから飛び起きて、パスポートをにぎりしめて、世界中の見たこともない景色に飛び込む勇気がないだけだった。」
J「君は社会の常識にあやつられていた。
思ってもないことをペラペラとくちから出し、頭を下げているうちに、本当と嘘がわならなくなった。大切なものとそうじゃないものの違いが、わからなくなった。
指先からつま先そして脳みそも侵食され操作されゾンビ化している自分を楽しんでいるようだった！」
R「君はもう痛みさえ感じることがなくなった。痛みや苦しみは無機質な毎日に吸収されてしまった。
お母さんとお父さんが、つけてくれた素敵な名前を捨て その代わり番号がつけられた。
番号で呼ばれることがあっても何とも思わなくなった。番号は素晴らしい、むしろ便利だとさえ思った。」
K「君の名は？」
R「38542395 」
T「だから、いったん壊すことにした！
T「ひとは生まれながらにして自由だ。どんな想像もどんな勇気も賞賛にあたいした。だけどいつの日かオトナにならなければという強迫観念がわれわれを襲った！
世界はわたしたちを縛り付けようと必死だ。だがそうはいかない。この実験室だけは断固としてそれに染まらない。失敗しようが笑われようがかまわない。
J「常識をブチこわせ」
R「くさりをブッた切れ」
H「僕らは羽を授かった」
K「あとは勇気を出して飛ぶだけだ」
T「人生は実験だと 博士は言った！」
全員「人生は実験だ！ と、博士は言った！」
